今年最後のマイ山林

 昨日(11/23)はマイ山林で今年最後の作業&儀式を行ってきました。


 先週初めに行ったときは車で奥まで入ることが出来ましたが、昨日はその後に降った雪の影響で車では入れず。(途中まで行ったのですが、埋まって動けなくなり断念。でもちゃんと脱出できましたよ)


 結局林内は徒歩で、冬シーズンに使う材と正月飾り用のミズキの枝を採取してきました。ちなみに正月飾りの繭玉作りは来月に行いますので、ご希望の方はいらしてくださいね。

今年はマイ山林に行く機会が少なくなり、手入れもあまりできませんでしたね。すっかり葉を落としてしまった山林は見通しも良く、さらにササも雪をかぶり歩きやすいです。(春先はもっと歩きやすくなる)

クリスマスツリー?


カラマツの黄葉


葉を落としてしまった山林内は赤い小さな実が目立ちます。逆にこれが多いと樹木を傷めてしまうことにもなってしまいますが、秋の風物詩としては山林内に残しておきたいものです。

ツルウメモドキの赤い実


1本1本とまではいきませんが、多くの樹木に居心地の良さを提供してくれることに感謝しながら、今年最後の林内を散策しながら、最後は毎年恒例の儀式を行い、お酒を酌み交わし(自分はカラ酒でしたが)、感謝の意を表してきました。この行事をやらないとやっぱり締めることは出来ませんね。

2019儀式


自分の考えもしっかり整えてくれるのはヤマのお陰ですから。

山林を所有して15年目へと。自らの価値観は大きく変わったと思います。所有した当初は自分でヤマを作ってみないと机上だけではわからない。そして、ヤマを自分で手入れするようになり、ヤマのことだけでなく、生活のことも考えるようになってきました。

都市部の生活スタイルは受動的。与えられたもので生活をしていますが、ヤマは何もしてくれません。自らが考えて行動しない限り、その恩恵を感じることはできない、それがヤマですね。

美味しい食べ物、こじゃれた店に全く興味を示すことなく、与えられたカップ麺ですが、最高の雰囲気で味わうことが幸せ感をより高くしてくれる。そんなヤマとは死ぬまで付き合っていきたいものです。


ヤマからの帰りはまったりと温泉で汗を流して。

ヤマでの感じ方は人それぞれ。でも、何もしてくれないので、自ら動くしかないです。

そんなヤマですが、皆さんも機会がありましたら、来年は一緒に行きましょう。

ようてい木育倶楽部

五感を使って、気付き、そして考える、豊かな人間性を育む「人づくり」、 森や木のことを学び、理解してもらいながら森林を維持する「社会づくり」を推し進めるのが木育の姿。 森や木を通して、持続可能な社会づくりに向けたお手伝いをすることが当倶楽部の仕事です。

0コメント

  • 1000 / 1000